北義のこだわり | [加古川市] 焼肉・しゃぶしゃぶ・すき焼

「国際グラフ」（株式会社　国際企画発行） 2000年5月号俳優・高松英郎さんとの対談から抜粋

▼高松
最初にぱっと目をひいたのが「焼肉定食417円」のメニューです。
▼北田
これはお昼だけのメニューですが、多くの方にまず1度お店に足を運んでいただけるようにと始めたものです。焼肉とサラダ、ライスと味噌汁、漬物のセットで正直言うと、この値段は赤字なのですよ(笑)。しかし、肉と味には自信を持っていますから、まずはお昼の定食で味を知っていただき、再度ご来店していただくためのきっかけとなれたらという気持ちでご提供しています。亡き父がよく言っていた言葉“損して得取れ”の精神で、味を知っていただくことを大切にお客様との長いお付き合いを目指しています。

▼高松
お客様の層としては。
▼北田
中心になるのはファミリー層です。私自身、アットホームな雰囲気を大切にしたいと考えていますので、料金も押さえ気味にしているからではないでしょうか。

▼高松
売れ筋やお勧めメニューがありましたら。
▼北田
どれも平均して出ていますが、やはりカルビやロースが人気ですね。また、タレにもこだわりを持っています。タレは生きものですから、毎日の調理にも手を抜くことはできません。当店では、肉の味を最大限に生かすあっさりとしたものをお出ししています。

▼北田
濃い味で肉の味をごまかすような店もあると聞きますが、当店の自慢メニューは霜降り肉の焼きしゃぶなどで、肉本来の味を楽しんでいただけますから。
▼高松
本当に肉に自信がないとできないメニューですよね。
▼北田
肉の味をより引き出す商品をお出しするよう心掛けていますし、父に｢品質を落とすな｣と常に言われていましたので、昔からお付き合いのあるところから神戸牛の本当に良いものだけを仕入れています。父の代からどれだけ繁盛しても稲穂のように“実ったら実っただけ頭を下げる”というお客様に喜んでいただくことが1番大切でしょう。

▼高松
最後になりますが、座右の銘や今後の展望についてお聞かせください。
▼北田
好きな言葉は“和”です。お客様とのコミュニケーションを含め、どんなことでも大切なのは昔との和だと思いますから。そんな気持ちを込め、歌好きな家族や仲間と共に、年に1回歌や踊りなどを発表するチャリティーコンサートを開いています。そしてわずかな額ですが、その売り上げを市の福祉施設に寄付させていただいているのですよ。また、当店3階には｢歌謡スタジオダック｣があり、カラオケと焼肉の宴会を一緒にというような方々に場をご提供していますので、更に多くの方にご利用いただきたいですね。

▼高松
味と値段と雰囲気とすべてが良い店はなかなかありません。でもこの店にはすべてが揃っていました。

鮮度と肉の甘味にこだわるからこそ、ご提供できる肉の刺身。
北義の味をご堪能ください。


▲極上牛トロ刺身		▲肉刺		▲極上芯タン刺身